一般社団法人日本呼吸器外科学会
理事長 豊岡 伸一
「呼吸器外科は、かっこいい。」——未来の仲間たちへ贈るサマースクールの招待状
今年も呼吸器外科サマースクールを開催できることとなりました。例年同様、日本呼吸器外科学会と日本胸部外科学会の共催により、初期研修医の皆さんに呼吸器外科ならびに呼吸器そのものの魅力を伝えるべく企画されたものです。
呼吸器外科は、技術と知識、そしてチーム力も必要となる、極めて専門性の高い外科分野です。また、呼吸器外科医は呼吸器外科のパートナーともいえる呼吸器内科医と力を合わせ、特に肺というVital Organを病む患者さんに直接向き合い、メスをもって治療に貢献できる、やりがいに満ちた仕事でもあります。そして一方で、安全性の確保と常に進化する医療技術への対応が求められる現場でもあります。これらを踏まえて言えることは、呼吸器外科医はかっこいいです!
本サマースクールでは、さまざまなプログラムを通じて、呼吸器外科、そして呼吸器そのもの「面白さ」と「奥深さ」に触れていただけることと思います。そして、将来の進路を考えるうえで、呼吸器外科という選択肢が少しでも現実味を帯びてくるきっかけとなれば、主催する側としてこれ以上の喜びはありません。なお、呼吸器自体に興味をお持ちの方のご参加も大歓迎であり、生きた呼吸器の構造に触れ、その奥深さに対する好奇心をさらに深めていただけることを願っております。
外科医を志す若い先生方が年々減少する中、このような場で皆さんと出会えることは、私たち現場の医師にとっても大きな希望です。近い将来、皆さんと呼吸器外科医として仕事ができる日を楽しみにしております。
呼吸器外科サマースクールによせて
一般社団法人日本胸部外科学会
理事長 志水 秀行
呼吸器外科サマースクールは、日本呼吸器外科学会、日本胸部外科学会の共催で毎年開催されています。
日本胸部外科学会は、呼吸器外科、心臓血管外科、食道外科の3領域を統括する学会として、若いみなさんの育成に力を注いでいると共に、若いみなさんの力を必要としています。
外科医の仕事は、手術によって患者さんに大きな幸福をもたらすことができ、患者さんからもご家族からも大いに感謝される非常にやりがいのある仕事です。だからこそ、われわれ外科医は、常に知識をアップデートし、技術を磨き、しっかりと準備をしたうえで手術に臨み、患者さんにとって最高の治療を提供しているのです。患者さんのために全力を尽くそうとする情熱も、その過程で得られる手技の習得・向上も、日々の手術における創意工夫も、患者さんから頂く感謝の言葉も、すべてが自分自身の人生を充実させ、達成感や幸福感をもたらしてくれます。
外科医の減少を時々耳にしますが、これから外科医の価値はますます上がり、みなさんを明るい未来が待っていることに疑いの余地はありません。
呼吸器外科のサマースクールの参加によって呼吸器外科手術を垣間見て、あるいは、先輩や仲間と交流して、皆さんが呼吸器外科、胸部外科に興味を持ち、その魅力を感じとる機会になることを期待しています。
将来、立派に成長した皆さんと、どこかの手術室で、あるいは学会の場で、お会いできる日がくることを心より願っています。