肺癌に対するロボット手術・VATS症例の長期予後比較解析におけるNCD追加入力のお願い(2021年症例)

2025年8月吉日

一般社団法人 日本呼吸器外科学会
専門研修基幹施設(2025年1月1日時点)の皆様
専門研修基幹施設(2024年12月31日時点)の皆様

一般社団法人日本呼吸器外科学会
理事長 豊岡伸一
NCD委員会前委員長 佐藤幸夫
NCD委員会委員長、主任研究者 芳川豊史

謹啓 残暑の候、ますます御清祥のこととお慶び申し上げます。平素は多大なるご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
 
皆様におかれましては、日常業務でお忙しい中、NCDデータベースを用いた肺癌に対するロボット手術(RATS)症例における長期予後の解析にご協力いただき、誠にありがとうございます。

2025年4月に、2021年分の入力のお願いをさせていただき、8月15日時点で、以下のような登録結果(途中経過)になっております。

2021年分の登録率(/対象症例)
 肺葉切除術
   VATS 62.9% 
   RATS 79.4%
 肺区域切除
   VATS 71.0%
   RATS 83.2%
 研究全体 67.4%

 以上のように当該期間内の対象症例の 70%弱の進捗となっており、引き続きのご協力をお願い申し上げる次第です。

1年前にお願いしました2020年分につきましては、最終的に添付のような登録率でした。

2020年分の登録率(/対象症例) (2025年1月31日締め切り、同2月5日集計データ)
 肺葉切除術
   VATS 85.1% 
   RATS 97.8%
 肺区域切除
   VATS 86.8%
   RATS 100.0%
 研究全体 87.0%

なお、VATSの症例の登録率が低いため、同期間のVATS症例の入力を、ぜひよろしくお願いいたします。VATS症例のみのロボット未実施施設につきましても、VATS症例の入力をお願いいたします。

 なお、入力期日につきましては、9月30日までと延長しておりますので、引き続きのご協力をお願い申し上げます。

 ◎入力期限:2025年9月30日(火)23:59まで

症例の登録率が高いことは、本研究の信頼度を上げることになります。

今回の研究対象は、RATSの長期予後をVATSのそれと比較することが目的です。よって、今回の登録対象症例は、すでにNCDに登録されている症例で、2021年1月1日~2021年12月31日に、日本呼吸器外科学会認定施設で原発性肺癌に対して肺葉切除術または肺区域切除術が実施された症例のうち、ロボット手術またはVATSが実施されたものですので、VATSの症例も含まれます。従いまして、VATS症例の入力もよろしくお願い申し上げます。

なお、ご不明点を含め、本件に関するご質問につきましては日本呼吸器外科学会事務局(jacs-ncd@jacsurg.gr.jp)までお問い合わせください。

何卒よろしくお願い申し上げます。

謹白

掲載 2025年8月22日